はいはいはいはい、レディースエンドジェントルメン、
おとっつあんアンドおかっつあん寄ってらっしゃい寄ってらっしゃい。
ある阿呆が突発的にやり始めた環状七号線完全制覇の第四夜だよ!
環七一周をその日の「銀魂」までに終えようとしたその男は、
環七を舐めてかかったことに対する天罰を受けて意気消沈
ペダルを漕ぐ足も重くなり、ハンドルを握る手も頼りなくなってゆき・・・
果たしてどうなる、この男!無事に一周できるのか?それとも―
それではとくとご覧下さい。場所は
2007年3月29日
午後1時49分
始めて距離数の書かれた看板を目撃
いやいや、そんな風に取り乱している場合ではない・・・これはピンチだ。
先程から幾多の歩道橋を越え、幾多の大型交差点(信号の待ち時間が長い)を渡り
「つまんねーなー」と思う気持ちを噛み殺し、一所懸命にここまで漕いできたのだが―
環七を喜界島に置き換えて説明しています
まだこんなものか!
うわぁー、もうそろそろ「葛西」の文字が出てきても良いんじゃねえか?なんて思っていたが・・・
全然甘かった。大甘だ。
だいたい亀有で「葛西までもう一踏ん張り!」って感じだからなぁ・・・辛い。
看板もどことなく「遠い」という言葉を連想させるような地名になってきた・・・
赤羽なんて・・・京浜東北線
俺は一体何処まで突き進めばいいんだ?
そして問題の
23区内で最も地味な区(俺の中では)、「23区言ってみ?」という問題で必ず言い忘れ去られる区
「悪いね!ちょっと用事頼んで良いかな?」
「いや、これからまだ用事があるんっすよ」
「あれ?ほんとに?何処かに営業?」
「
「何でベテランの俺が狗のように働いて、貴様は帰宅なんだ!チキショウ新人!歯を食いしばれッ!」
なんていう誤解を生み出しかねない
そういう先入観があったからか・・・?
撮った写真が
歩道橋
あっ、もうこれは
そんなわけで、写真一枚、思い出も皆無。そんな影の薄い区、
アディオス
というわけで、
だから「おお、遠くまで来たじゃない!頑張ろうじゃないの!俺!」という風に自然と士気が上がる。
人間という生き物は面白い物で・・・どうも追いつめられると追いつめられた分必死になる性質があるらしい。
それは今の私の「何とも言えない充実感」「何とも言えない士気の上昇」で証明できる。
嗚呼、自分でも体中各機関、五臓六腑の士気が上がるのをひしひしと感じる
この感覚は気のせいだろうか!?いや、気のせいな訳がない!
歩道橋見た瞬間、一気に体中から覇気が失われるのを感じたよ。
嫌だ嫌だ嫌だ・・・歩道橋を上り下りするのはもう嫌だ!
それに、もうどことなく田舎の雰囲気を醸し出しているような気がする・・・
マクドナルド2km先左折ってどういうことだよ!?
ここは一応東京都だろ!?しかも環状七号線沿いだぞ!?
ひっちゃかめっちゃかとはこの事であろうよ・・・嗚呼、早く、早く八潮に帰りたい。
そんな思いを環七様に見透かされたかどうかはわからんが
チキショー!偽八潮を看板に表示して誘い込もうとするなんて卑怯だ!
※埼玉県にもあるんですね、八潮
ったく、最近涙腺ゆるみ気味なんだから・・・八潮って故郷の文字を見た瞬間・・・涙が・・・にーにー助けて!
もう引き返すには遅いしなぁ・・・とにかく無我夢中に進むしか・・・道はないのか―
―あー、いつになったら解放してくれるんだ・・・俺を。
-第五夜へ続く-